2013年4月12日金曜日

「春と希望を探すプチ散歩」

米谷の皆さんと
作る楽しみ・もてなす喜び


《今日の活動》


◆今日は、町外のみなし仮設に住む米谷住宅でのカフェでした。ここではコミュニティづくり、出会い・ふれあい・交流を大切にしています。
◆それぞれが1品持ち寄りご馳走になります。作る楽しみもてなす喜びを共有しながら、グリーフのあゆみをしています。
◆津波で流されたお嫁さんが、2年かかってようやく見つかって安堵している方もおられます。「DNA鑑定でまだもどってきていないけど、帰ってきたらしばらくはかわいそうだから、お墓に入れないでそばに置いておくつもりです。」と穏やかな笑顔で話してくださいました。
◆ある方は、「今も毎月、月命日には発見された場所に行って供養しているの。昨日も行ってお花を添えてきました」と。生と死を結ぶ絆、家族の愛をこれからも見守っていきたいと思います。

《スタッフ研修の報告》
今日のスタッフ
◆今日のミーティングはHUGハウス三滝堂で行いました。HUGハウスの玄関正面にある梅の木に花が咲着始めました。濃いピンク色のきれいな花です。

HUGハウス三滝堂の梅
◆午後はスタッフ研修でした。初めはをしました。「春と希望を探すプチ散歩」というワークで、自然に触れ、五感を使い・・・・散歩から戻ってきてから、自分の感じ取った「春と希望」をロールプレイで言語しました。「草花や木々」「木に絡むツタ」「枯れ枝に芽吹いた新芽」「川の流れ」「ハンモック」「タンポポ・ふきのとう・はこべの群生」「山登り」・・・春だなあと感じたり嬉しくなったり、かわいらしいと感じたり、、悲しくて涙が出そうになったり、震災のときと重ね合わせたり、希望を味わったり、後押しを感じたり、そんな自分の探した「春と希望」言語化しあいました。
研修風景「聴いてもらう安心感」
◆このワークはどんな体験になったのでしょう。「聴いてもらえる・聴いてくれるために自分の前に入れる。」「受け止めてくれる人がいる。目の前にいてくれる。その安心感を味わった。」「同じものを見ても感じ方が違うということを感じた」など感想がありました。
春と希望を探して・・・
研修風景(ひとりロールプレイ)


◆傾聴に携わる者として、まず自分自身が聴いてもらえる体験、受け止めてもらえる体験、愛されている体験をするのはとても大切なことです。また立ち止まったり、非日常に身を置くことは、スタッフ同士の出会いや絆を確認したり育てたりする上でも助けにもなります。

◆もうひとつのワークは、それぞれの出会いの会話記録を一緒に検討しました。今回はひとりロールプレイ(ホスト役とゲスト役をひとりで行う)の形で行いました。あいさつの工夫の足りなさや気づきが身になっていないことや何度も学んでも実践に繋がっていないことなど、反省も多いですが、この気づきと気づきを意識化する時間はとても大切です。

◆まずは気づいたことに感謝し、気づきの積み重ね、気づきの意識化の訓練が質の高い傾聴につながります。地元スタッフとともに学びともに成長できることに感謝!!(記:堤)


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