2012年4月17日火曜日

守られた命の意味

カフェ終了後談笑が続いていた皆さんと
志高・廻舘仮設の合同ケアカフェOpen。初参加の方も数名いらっしゃり、11ヶ月の赤ちゃんも参加してくださいました。

カフェで出会ったある女性の方は、震災後、ご主人が他界、子どもはなく一人暮らしだとか。想像できなかった津波の大きさを体験したことで、わからない先のことを考えないようになったそうです。「前がどっちなのか解らないけど、自分なりに前向きに暮らしている」と、そう仰っていました。
下の写真は、自宅があった付近だそうです。奥に見えている車は木に引っかかったままです。(道路に駐車しているのではありません)


午後からは、仮設訪問。
海から離れた地区に暮らす方は「津波がくることは考えられない」という意識から、逃げ遅れてしまい多くの方が亡くなっています。
横山仮設でであった二人の男性は、お二人とも奥様を亡くされていました。お一人は、家の中にいた状態でそのまま300メートル程流され自力で外に脱出したそうです。瓦礫に挟まれたことが命を救ったと云っていました。

何がその人の命を守るかは解らないものですが、様々な偶然が重なることもあるでしょう。心の痛みや魂の痛みから回復する力は、その人自身の内面に必ずあるものです。その力を発見できたとき、守られた命の意味もわかるのかも知れませんね。

尊い命との出会いに感謝!(記:マドフォ)

*家から出ることはほとんどないと、カフェの声掛の時に出会った方は、結局集会室に来ませんでした。でも夕方、40分かけて初めての道を歩き、HUGハウスを訪ねてくださいました。嬉しい出会いです。

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