2012年12月11日火曜日

「HUGハウス訪問日」という試み

 今日は、カフェではなく「HUGハウス訪問日」という新しい形を行ってみました。その内容は・・
 これまでケアカフェを行ってきた仮設で、日頃集会室での自主的な集まりがなく鍵が空いてない仮設を対象にします。HUGハウスで集会室を借用して開け、集まれる空間作りの協力をします。時間帯はカフェと同じく午前中のみ。時間内に少数でも集まれる方々が居たなら、スタッフが待機していて応対する(勿論、話を聴く姿勢で)。一方、他のスタッフはこれまでカフェや訪問などで関わりが持てた方々や気になる方々を訪問し出会いを作る。自室内では話が出来ないけど、ゆっくり話をしたいと願う人には集会室で話を聴ける体制も作る。という形の活動です。基本は個別訪問が中心ですが、集える機会が欲しいという希望にも答えられるように集会室を開け、或いは話を聴く場所に集会室も利用できるようにする、というところ新しい工夫です。
朝のミーティングで訪問先を検討

 この工夫を試みるのは、日頃集える機会がないために「ケアカフェ香」を開いても、住人にはケアのためのカフェより集える場所を期待されている所もあるという課題。それでも話を聴いて欲しいけど、カフェの中では十分に内面の話が出来ないという課題に対応するためのものです。



個別訪問するスタッフ
今日「HUGハウス訪問日」行ったのは、岩沢仮設住宅でした。訪問すると、集会室では「今日から自分たちでお茶会を始めた」、ということで6人の住人の方々が集っておられました。そこで、お茶会には、2人のスタッフが合流させてもらい、他の4人のスタッフは分かれて訪ねたいと考えていた方々を訪問するという形をとりました。
今日から始まった
自主的なお茶会に加わって・・
スタッフが分かれて、訪問した先は全部で10軒でした。ただし留守が多く、出会えたのは3人ほどでしたが、カフェでは出会えない方との出会いもいただけたのは良かったです。また、お茶会に合流させてもらった中でも、話を聴けたのも良かったと思えます。

お茶会の風景
今日は、初めての試みでしたが、留守が多くて出会いが少ないことや数の少ない仮設住宅では難しいなど課題も見えてきました、今後もさらなる工夫を考えたいものです。また、他の仮設住宅でも、同様にカフェではない違った形での「訪問日」を検討中です。回っている仮設住宅によって、状況もニーズも違うため、カフェの形ではない方法で、必要に応えていけるようになりたいと考えています。
 
 

最後に皆でローソク黙祷






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