2012年12月14日金曜日

宝物の出会いから学ぶ、スタッフ研修

米谷住宅
カフェ風景
今日は、「みなし仮設住宅」の米谷住宅でのカフェ開催でした。1ヶ月ぶりに出会ったOさん、「やっぱり・・・時々、じいちゃんのこと、思い出すんだよね・・・、忘れられないんだよね。まだ辛くてね、こういう気持ちって、おさまっていくんだろうかね?」と話していました。先月のカフェの時にも、未だ見つかっていない夫の話をしようとして泣いていたのを思い出します。悲しみを受け止めていくためには時間がかかるものの、必ず落ち着く日が来ますからと伝えました。揺れ動く思いの中でも認めていける時間を少しづつ味わい、前を向ける力になる新しい発見が見つかるように一緒に歩む事を願いつつ・・・。

終了前のローソク黙祷
カフェ風景
最近も、この住宅から家を再築して引越しをされていく方がおられたようです、一方では「高台移転のための話が遅々として進まず、まだまだ3年もここから動けないし、どうなっていくのかさえ分からない・・」と話す方も居られます。このまま、どんどん差が出ててしまい残される人が出てくるのか・・不安を感じます、誰ひとり取り残されてしまわず、それぞれが思い通りの安心できる家に帰れるようにこ心より祈りたい、そう思います。今年、最後の米谷住宅でのカフェ。集まった皆で、最後は黙祷でそれぞれの思いを祈りとして捧げました、心からの願いを込めて。


三滝堂近くのお蕎麦屋さんで
研修風景
会話の質を高めるために・・
午後からは、定期のスタッフ研修を三滝堂HUGハウスで行いました。昼食を取りながら親睦を作りつつ、昼食後は夕方までもみっちりと研修。
 今日は、これまでそれぞれが頂いた尊い出会いを用いて学びました。毎回、活動後にはその日の出会いを記録として残しますが、この記録は単なる報告やレポートではなく、自分自身を知るためには大切な作業です。今日は、その報告を使い、日頃の会話に見えてくる出会いのあり方や、声かけの工夫、痛む命に寄り添う姿勢等多くの事を皆で話し合いました。スタッフにもたくさんの気づきが生まれたようです、今日のこの気づきを忘れずに、来週からの出会いに活かせていきたいものです。

 
 今晩から、堤は関わっていた方々へのケアのため神戸へ。おしょうも週末から日曜日にかけてケアのため釜石へ出かけます。(記:宇根)







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