2012年12月7日金曜日

明るい笑顔の下に秘めている悲しみ

アガペの仲間たちと
4日から、三滝堂HUGハウスの改修工事をしてくださっていた「池田神父様とアガペの仲間たち」が、無事に改修を終え、今日帰路につきました。 アガペの皆様、本当にお世話になりました、ありがとうございました。玉ねぎの植え付けを残したまま、HUGハウスのために駆けつけてくだとの事。帰ったら、玉ねぎの植え付け、それに倉庫作りなども待っているようです。どうぞ、お元気で。そして、共同生活の中で互いに生き合うことから多くを学び成長していく姿を、来年も一緒に味わえますように願っています。

カフェ風景
カフェ風景
ワンポイント学習風景
  今日のカフェ活動は、港仮設住宅で行いました。港地区は、「津波の被害を受けて流された方は居ないので明るい」という情報が以前ありました。ですが、カフェでの出会いを通して、分かって来たのは港地区でなくて、別の場所で家族を流されている方もおられること。津波意外でも大事な家族との死別経験をされているということ・・・が分かって来ました。また、明るいといっても、痛めている心を明るく振舞うことで防衛しているのかもしれません。個々に関係が出来上がって、分かち合える関係に繋がれた時に、しっかりと話を聞ける相手になっていけたらと思います。

ワンポイント学習風景
今日は、息子さんが津波で流され、震災後に他の家族も病気で死別された方が、その辛い思いを分かちってくださっていました。痛む心に寄り添って話を聴いていた地元スタッフに、「あんたに、話を聴いてもらって、嬉しかったてばよ・・今度はあんたに嬉しい話をきかせてあげるから」と感想を分かち合ってくださいました。辛くて悲しかった思いを受け止める努力をした地元スタッフの存在によって、次には嬉しいいことを分かち合いたい気持ちが生まれたのでしょう。また、話をしっかりと聴いてもらえる事が嬉しいことに繋がるという経験をされたのだとも思います。
 今日の出会いによって、グリーフワークが進むのではないでしょうか。次回、お会い出来るの日が楽しみです。(記:宇根)




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