集会室では、仮設に暮らす方と家屋が残った方が集い『念仏講』が行われていました。
そこの地域に暮らす方々にとって、旅立たれた方々の冥福を祈る大切な儀式なようです。
この地区では、津波で家族全員が亡くなられた一家もいらっしゃるとのことでした。
「ケアカフェ」は、ホッとスペースに集まっての開催。
「入院先から戻ってきたら家も町もなくなっていた。とてもショックだった」
「津波に呑まれながらも必死で高台を駆け上がった」・・・そうした、ご自身の体験を話してくださる方がいらっしゃいました。
人生の変化は、その一瞬にして訪れることがあります。明暗を分けるものが何であるのかは誰にも解りませんが、大切なものを失った痛みを引き受けながら淡々と今日を生きておられます。
心香のスタッフの訪問によって、ホッとした笑顔がこぼれたようです。潤いがもたらされたのではないでしょうか。
(記:マドフォ)
*現地スタッフと長さんでの訪問です。尊い働きに感謝!
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