2013年5月14日火曜日

スタッフ同士の支え合い

  今日の活動はHUGハウス三滝堂から始まりました。

 三滝堂HUGハウスも大分新緑に覆われてきました。いつの間にやら新緑が生い茂っており、日頃気にかけていないだけに、自然の新しい力に触れると何時も驚かされてしまいます。
 庭に植えた芝の芽が日に日におがって(生えて)来ています(写真右)。もうすぐ庭が緑のジュータンを引きしめたようになるといいのですが・・・、訪れる人やここで研修するスタッフのリフレッシュにこの庭や自然が役立つことを期待しています。

 
  今日は三滝堂HUGハウスで助成金の申請のための書類作りを行っていました(写真右)。活動に携わりつつも事務やこうした助成金の書類作りもこなさなければいけないのが現状です。事務の有力な助けが来てくれるなら、どんなに効率が上がるでしょう・・・。その日が来るのを待ち望みつつ、忍耐強く事務にも取り組んでいきます。

  活動に参加した地元スタッフは一人でしたが、午前中から隣町のみなし仮設住宅に暮らす休暇中のスタッフを訪ねて訪問しました。活動を共にしている仲間への思い・・・、お互いが自分らしくいきるために課題を抱えつつ精一杯努力しているのが分かるだけに、仲間の動向は気になります。
 単なるスタッフ同士ではなく、お互いが支え合える仲間になっていけるように成長していけるといいなと思います。

 午後は、三滝堂HUGハウスの整備をしました、ご苦労様でした。
(記:宇根)


2013年5月13日月曜日

出会いを待っている方々の元へ

  今日は荒砥の拠点になる場所の片付けに午前中は出かけました。片付けをしていると、散歩に通りかかった仮設住宅の方と出会いました。何時もカフェに来ている方でしたが、近くで流された自宅に案内してくれました(写真左)。目の前に広がる港と海・・・とても素敵な場所に建っていた大切な自宅だったようです。2Fまで波に浸かり既に解体して敷地だけになっていましたが、庭が美しいまま残っていました。手入れに通っているようです・・・、「家は無くなってしまたけど、土地までは手放せない・・この土地を手放すと私が変になってしまうから」と案内してくれた方は話してくれました。家は流されてしまったけど、この土地に感じる想いは流されずに息づいているように強く感じました。


 拠点の片付けは大家さんの協力も得られて順調に進みました。写真のように部屋の中もだいぶ片付きました、このまま何時からでも使えそうなほどにまで来ました。この拠点を使用して活動を続ける日も近そうです。


 今日はスタッフは、午前中から2グループに別れて個別訪問に出かけました。
 今日は新しく地域の老人施設を訪問しました。この施設では、以前訪ねて行き活動の内容を紹介し訪問希望を伝えたところ快く快諾してくださっていました。今回訪ねていくと、施設の職員から案内され、何人もの方々の話を伺う機会を頂くことが出来ました。ある方は、津波に自宅のも実家も流されて失くし、何処にも行ける場所が無くなりこの施設に入所されてい方でした。施設の中の生活では不自由に想う機会はありながらも、かと言って自分が行ける場所が他に無い現実に、「自分は囲いの中の鳥」とご自身の事を表現されていたようです・・・、自分が思うようには過ごせない苦しみ、どうしようもない現実の中でも生きなければいけない辛さがにじみ出てくるようです。他のスタッフが出会った方は、帰る際には話を聴いてもらえた事にとても喜ばれたそうです。今後もこの施設への訪問は定期的に実施していけたらと考えます。


また他のスタッフは南方の仮設住宅や近隣のみなし仮設住宅への訪問も行いました。帰ろうとしてもなかなか手を話してくれない住人、患っている病気の多さに「自分は病気のデパート」と辛い思いを話してくれた人、「今度は、1時間、私のためにとってきてくれる?」と次の出会いを待ち焦がれている人・・・。多くの方が丁寧に自分のそばに寄り添ってくれる人に飢えている、そう思っている方々の存在が多い、という事をスタッフは再認識する機会になりました。
 出逢えば出会うほど、丁寧にしかりと向き合える自分を維持していないといいけません、その事を忘れないようにしたいものです。

 午後には、JPFのスタッフが助成金申請の打ち合わせと相談に来所してくださいました(写真左)。本当に助かります、今後の活動の継続のためにアドバイスを受けながら活動の資金確保に頑張りたいものです。
(記:宇根)

2013年5月10日金曜日

定期のスタッフ研修・・活動の振り返りを全国へ

 今日は、米谷住宅でのカフェの日でした(写真左)。毎回、住人の手作りで賑わうテーブルに、スタッフも本当に心身ともに豊かにされています。
 
 今日は参加者のある女性の娘さんが皆のためにケーキを作って下さっていました。娘さんの手作りのケーキを持参した女性にとっては、家族での参加の形に、嬉しかったでしょうね。また、ある方は、手作りのアクリルたわしを皆さんのために持ってきてくれました。料理だけでなく、こうして自分の手作り品を分かち合うことで、支え合う想いを表しているのを感じます。

 日によって参加者の心の状態は変化します。今日は何時も元気に参加されているMさんが薬を内服していると、しんどそうにしていたようです。表面には出さない心の思いに触れるためも、出会うその時その時に、絶えず気を使っていないといけないと感じます。


  午前中のカフェと同時に、新しく事務所になる部屋の片付けも行いました(写真右)。写真左の家の一角に事務所スペースを設けることになります。
 今日は、大家さんのEさんの津波時の話を聴かせて頂きました。目の前の何件もの家が流され、ご自身も波に浸かりながらもようやく助かった事を話してくださいました。毎日、流されて無くなってしまった家の前を涙ながらに眺めているそうです・・・、悲しみの深さを感じます。少しづつ癒しの時間が流れていくことを願います。


  午後は、定期のスタッフ研修会を三滝堂HUGハウスで行いました。

 今日は、来月開催される「臨床パストラル教育センター」の全国大会に現場からの報告で発表する準備をしながら、活動の振り返りを行いました。
 研修を重ね成長してきている地元スタッフの参加・報告が出来れば一番なのですが、東京での開催にそうもいきません。そこで、スタッフへのインタビューを行い、その風景をカメラに収め発表に当てられるようにしました。活動に加わるようになった動機や自分のケアへの意識、傾聴に携わっての難しさ、相手との距離感等・・・日頃活動を通して感じている事を分かち合う様子をカメラに収めていきましたが、想いを口にしたりメンバーの想いを聴く事で互いに学びの機会にもなったようです。今日の内容を編集し、来月の大会には是非地元スタッフの学と成長の姿を報告したいと思います。
終了後には、皆で近くの珈琲自家焙煎の店でリフレッシュタイムを過ごしました(写真左)、スタッフの皆さんお疲れさでした。
(記:宇根)
 


2013年5月9日木曜日

人と人の繋がりと縁から生まれるもの

  HUGハウスが世話になっている「大雄寺」の境内には、樹齢500の杉の大木が大空に向かって伸びています。500年という期間、この地で育ってきたこの杉の大木は、お寺を利用する方々を迎え見守ってきたのでしょう。静かに佇む姿には、力強さを感じます。揺るぎない姿には、見る人を安心させる気が溢れているようです。
 他者の心の叫びを聴く姿には、この杉の大木のように静かに佇める姿勢が必要です、どのような状況に置かれても揺るぎない静けさを生きれる姿を目指したいものです。
  今日の午前中は個別訪問と新しい事務所のためのリサーチを行いました。
 訪問した先は、志津川地区にある荒砥方面です。何時もカフェに来ている仮設住宅を訪問すると、畑仕事をしている方に出会いました。仮設住宅の裏にある畑で野菜を作っているその方は、育ったばかりの野菜を抜くと「ほら、持っていって食べな」と分けてくれました。もう何十年も畑仕事をして腰が曲がってしまうほどになっていますが、何時か「小さいくなってしまって・・でも畑の野菜を撮るにはイイくらいさ」と笑いながら話していた事を思い出します。自然に生かさえれているんだから、自然から頂いた産物は分けて当たりまえ・・・そんな人の姿に触れる感覚になります。

 とりたてての野菜を頂きながら、事務所探しをしている話を持ち出すと、さっそく実家付近の親戚の家まで案内してくれました。訪ねた先のEさんとは初対面でしたが、事情を話すと倉庫の二階部分を快く貸してくださることになりました。窓からは荒砥の港(写真左)が望める高台にある場所です、倉庫の壁や天井は少し手直しの必要があります(写真右)が、HUGハウスの事務所にするには丁度いいかもしれません。田尻畑の事務所を手直しする前の状態を思い出します・・・。田尻畑もそうでしたが、ここ荒砥でも人と人の繋がりと不思議な縁に導かれて活動を続けていけるのが嬉しく思います。さっそく、事務所移転に向けて準備が始まりますが、皆様にも随時お知らせしていきたいと思います。


 地元スタッフは午前中から個別訪問の活動でした。隣町の仮設住宅に暮らすYさんから、合って話を聴いて欲しいという依頼があって出かけていきました。何度か訪問をしてきた中で、来て欲しいという依頼を受けるまで頼りにされているのでしょう。

 Yさんの飼っている犬が(写真左)歩けなくなりおしめをするまでになってきた話やら息子さんの悩み等、いくつもの叫びを発するYさんと共に居続け切れた地元スタッフ、ご苦労様でした。
 他にも、みなし仮設で暮らす方の元へ(写真右)、また畑仕事をしている高齢の女性(写真下)のもとへと幾つもの訪問をしてきました。(記:宇根)


2013年5月8日水曜日

訪問する事で元気を頂く

 春を飲んでみると、しょっぱい味がしました・・・、


 今朝、HUGハウス「大雄寺」での朝のミーティング時に、お寺の住職さんの奥様より寺の敷地内に咲いたソメイヨシノの花びらの塩漬けをお茶にしたものを頂きました(写真左)。とても美味しく驚きでした。
 HUGハウスの一時の拠点に提供してくださるだけでなく、こうした「心からのおもてなし」に、嬉しくなります。地元スタッフ一同、今日の活動の始まりに人の心の優しさに触れて力が出てくるように感じました。人のこころを動かす、人の優しさを感じた時間でした。


 今日の活動は、荒砥地区にある仮設住宅での「ケアカフェ心香」の開催でした。前回は3月でしたので、2ヶ月ぶりに開催です。到着すると「待っていた」と住人の男性・・・、「あんたらがくるのを何時も待っているのさ」と話すこの男性が待っている理由は、自分の話をしっかりと聴いてくれるからのようです。カフェの間、その男性は前回のカフェの時と同じ話をされていましたが、話しているその顔は晴れ晴れとしているものでした。この男性の避難所時代を知っていた地元スタッフは、「こうしてHUGハウスのメンバーは非難もせず意見もしないでしっかりと話を聴くから、以前の避難所で暮らしていた時とはだいぶ変わったように見える」と感想を述べていましたが、人の成長に聴く存在は大きな力になるのだと学んだ気がします。



 カフェの終了後には、手作りの作品を見せたいという方の部屋を訪問。部屋中に、飾られた作品の出来栄えに地元スタッフ共々関心・・・。流された家の写真の周りを美しく飾る作品たちは、悲しみの中でも輝いているように見えました。
 訪問したスタッフたちには、その根気強さ、その丁寧さ、そして何より、例えこの状況の中でも自分らしく生きようとする強さを感じたようです・・・、「今日は、訪問して元気にさせてもらいました」とスタッフ。
 また、向かいの窓から顔を出して話をしてくれた米寿を迎えた女性が若かった頃の話を元気よく話してくださった事にも元気を頂けました。

 今日は、訪問した私たちの方が元気にさせてもらえた、そのような活動でした。(記:宇根)

 

 



置かれた状況の中で希望を見出す

ゴールデンウェークが終わり、ハグハウスの活動も再開しました。

本日午前中は入谷方面に出かけました。
何回か繰り返し出会い知り合った仲でも、日々変化する体調や思いによって、返される言葉が違います。「外には行けない、しゃべれないし・・・」とおっしゃる方も。しかし、「会いに来ただけですよ。」とお声をかけると、堰を切ったようにお話しされました。
体の調子や人間関係などで自分の置かれた「つらさ」に希望がもてるかどうか、混沌とした感じを生きていらっしゃる方の傍に座る、訴えを聞かせていただく。これが、生きるための何かの力になればいいなと思いながら、その場を後にしました。

また、震災によって家族が別々の場所で暮らさなければならなくなってしまいましたが、新しい家を建てること、特に自分の希望をその計画の中に入れてもらえることで、腑に落としながら暮らしていらっしゃるなぁという方のお話しも伺えました。辛さ、寂しさを抱えながら、置かれた状況の中で希望を見出されているようでした。

午後からは、皆が分かれ事務仕事や活動拠点のリサーチ、個別訪問などを行いました。
特に個別訪問で伺った方は、久しぶりにゆっくりした時間を共に過ごすことができ、「やっぱり個別もいいものね」と言われました。

多くを語らなくても、また内情を詳しく説明しなくても、ゆっくりその方が自分の心に耳を傾ける時間、それを傍で聞いてくれる人がいるという時間、これが個別訪問の「時」と「出会い」だと思います。(記:林)

2013年5月2日木曜日

三滝堂HUGハウスに憩いの場を

 今日は三滝堂HUGハウスでの一日でした。

スタッフは休日でしたが、すみちゃんがボランティアで参加。

 一緒に、三滝堂HUGハウスの草取りや庭の手入れを行いました。未だまだ寒風に肌寒さを感じますが、三滝堂の木々にも新芽が目立ってきました。これから、一気に芽吹いた新芽に木々が色づいて行くのだと思います。

 この三滝堂HUGハウスのウッドデッキ周りに芝生を植えようと考えて先週よりデッキ周りん土を掘り起こし芝生の種を蒔き始めました。この三滝堂HUGハウスにも、芝生に囲まれた「憩いの場」が生まれないかな・・・と期待していますが。現在のとろこ、芝生の新芽は未だまだ出てきていません。ここ数日の冷え込みで芽も出せないのでしょうか・・・。

  5月の暖かい日差しが戻ってくれば、芝生が生え出てあたりが緑のジュータンのようになるのを楽しみにしたいです(記:宇根)。