2013年11月11日月曜日

アリーナカフェ~part6再会の場

アリーナ体育館
 今日はアリーナカフェの日、朝から天候が優れず曇りの天気。しかも、この秋一番の寒波到来で、真冬並みの寒さが南三陸町を覆っていました。

 これまでのアリーナカフェは、天候に恵まれオープンカフェができる程でした。キャンピングカーの横にタープを張りアリーナ周辺に来られた方々も入りやすいもので、利用しても開放的なカフェが好評でした。それだけに、今後の寒さや悪天候時のカフェのあり方には大きな不安と課題を感じていたところでした。そういう不安を抱きつつ今日の寒さの厳しい日を迎えましたので、不安と課題の解消を考え工夫をする良い機会になったと思います。
キャンピングカーを定位置に設置


 まず、カフェの場所は外のオープンカフェからアリーナ体育館の中にある和室での室内カフェに変更してみました。診療所やバス停、役場から見える場所でのカフェから室内の奥まった部屋に移動した事への工夫として、これまでの定位置に目印のキャンピングカーを置きそこにスタッフが常駐し訪ねてくる方を、アリーナ体育館のカフェ場所まで案内するという方法をとりました。

アリーナ前に設置したのぼり

 上記の方法をとって始まったカフェ。延で28人の利用がありました。
利用者は・・・、
*「診療所に来て帰りのバスの出発時間まで時間が空いているから」
*「役場に相談に来ているけど時間もかかるしおにぎりを作ってカフェで一緒に食べようと思って・・・」
*「誰々さん(スタッフ)が居るから会いたいなーと思って・・・」
*「バスが出発するまでの時間で寄りました・・・」
*「以前に訪問してくださった後、HUGハウスの事がずっと気になって来てみたいと思ってました・・・」
*「震災直後に支援で来ていてそれ以来の訪問。心のケアをしていると書かれているので興味をもって訪ねてみました・・」
カフェ風景
などなど本当にいろいろな方々が訪ねてきていました。

穏やかな時間の中で
その中でも、数ヶ月前に出会ったある方は、差し上げた名刺を大事に大事にとっておいたそうです。そして、名刺を眺めつつ会いたいなーと願っていました。今日、偶然に近くに来た際にHUGハウスの名前のチラシを見て訪ねてきてくれました。その方は、職場での関係や仕事への姿勢で不満や苦悩を抱えているようでした。「スタッフの学び舎研修などに一緒に出てみたい・・・」と話しておられたようです。自分自身の心の状態を良好に保つためにもHUGハウスとの再会を願い、今日その思いがアリーナで実ったのかもしれません。嬉しい瞬間でした・・・
 地元スタッフのすみちゃんも「このような出会いが巡ってくるのがこのカフェの魅力なのかもしれない・・・嬉しくなります。なんだかアリーナカフェはやみつきになりそうな魅力があるね」と感想を話していました。本当にそうだと思いました。

 一つ一つ出会いが実っていく・・・そんな気がします。出会いの実りが、更なる実りへと続いていきますように、次回もアリーナカフェを楽しみたいと思います。雨天時や寒い日でのカフェ実施の時の工夫にも自信がついたようで安心です。(記:宇根)




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