2013年11月25日月曜日

その日、その日の出会いを新鮮に・・・

今日は、志津川地区にある老人施設への定期訪問の日でした。
また午後には、歌津地区と志津川地区のこ個別訪問を行いました。

施設内での訪問を前に
施設利用者の皆さんと出会って話を伺うと、「もう歳だしね、だんだん物覚えが悪くなって・・・」とか、「もう出来る事が減ってきてしまって」とか言う声をよく耳にします。また、認知の力が年齢と共に下がってきて、相手の顔をただしく理解したり、判別することも難しくなってきている状態の方も多いです。

今日、定期訪問する施設でも多くの方々が同じような状況です。

「あんたは誰だったかね?」
「(娘だと思って)・・・まったく、あの人はこうだから困る、わたしはあの人が嫌いなの」
「うーん、あなたとは何時あったけな?・・・」

訪問終了後に帰るスタッフ
こういう状況の中での出会いでは、前回お会いした時の事を持ち出し、出会いの関係を結ぼうとしてもかえって相手を苦しめることになりかねません。何故なら、こちらが数週間前の情報を元に話題を作る事が、相手に「知らない・覚えていない・分からない自分」を感じさせてしまいかねないからです。

職員との話も大事なひと時
そこで、施設訪問では、相手を活かす出会い・相手の尊さを互いに実感できる出会いを生み出す挨拶や工夫がどうしても必要になります。また、前回の話の話題がどんなに有意義に思えていたも、今日の出会いを大切にする心構えが大切になってきます。

 簡単ではありませんが、このセンスを磨き上げていく事が何より。また、その事を意識した訪問を習慣づけることが何よりだと思っています。定期的な施設訪問を重ねながらも、この大事なセンスを学んでいけたらと思います。(記:宇根)






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