2013年5月10日金曜日

定期のスタッフ研修・・活動の振り返りを全国へ

 今日は、米谷住宅でのカフェの日でした(写真左)。毎回、住人の手作りで賑わうテーブルに、スタッフも本当に心身ともに豊かにされています。
 
 今日は参加者のある女性の娘さんが皆のためにケーキを作って下さっていました。娘さんの手作りのケーキを持参した女性にとっては、家族での参加の形に、嬉しかったでしょうね。また、ある方は、手作りのアクリルたわしを皆さんのために持ってきてくれました。料理だけでなく、こうして自分の手作り品を分かち合うことで、支え合う想いを表しているのを感じます。

 日によって参加者の心の状態は変化します。今日は何時も元気に参加されているMさんが薬を内服していると、しんどそうにしていたようです。表面には出さない心の思いに触れるためも、出会うその時その時に、絶えず気を使っていないといけないと感じます。


  午前中のカフェと同時に、新しく事務所になる部屋の片付けも行いました(写真右)。写真左の家の一角に事務所スペースを設けることになります。
 今日は、大家さんのEさんの津波時の話を聴かせて頂きました。目の前の何件もの家が流され、ご自身も波に浸かりながらもようやく助かった事を話してくださいました。毎日、流されて無くなってしまった家の前を涙ながらに眺めているそうです・・・、悲しみの深さを感じます。少しづつ癒しの時間が流れていくことを願います。


  午後は、定期のスタッフ研修会を三滝堂HUGハウスで行いました。

 今日は、来月開催される「臨床パストラル教育センター」の全国大会に現場からの報告で発表する準備をしながら、活動の振り返りを行いました。
 研修を重ね成長してきている地元スタッフの参加・報告が出来れば一番なのですが、東京での開催にそうもいきません。そこで、スタッフへのインタビューを行い、その風景をカメラに収め発表に当てられるようにしました。活動に加わるようになった動機や自分のケアへの意識、傾聴に携わっての難しさ、相手との距離感等・・・日頃活動を通して感じている事を分かち合う様子をカメラに収めていきましたが、想いを口にしたりメンバーの想いを聴く事で互いに学びの機会にもなったようです。今日の内容を編集し、来月の大会には是非地元スタッフの学と成長の姿を報告したいと思います。
終了後には、皆で近くの珈琲自家焙煎の店でリフレッシュタイムを過ごしました(写真左)、スタッフの皆さんお疲れさでした。
(記:宇根)
 


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