
個別訪問先方の方は、地元スタッフが病院の検診で出会った方です。その方にHUGハウスの活動の話をしたところ、自分の家にも是非来て欲しいと希望があり今日の訪問を行った次第です。


こんな自分でも訪ねてきてくれる人が居る、その喜びは大きかったのではないでしょうか。誰かが自分の事を気にかけてくれている、それは生きる力に自分を肯定できる力となっていくのだと思います。自分の存在の尊さに気がついていける、そのような訪問、寄り添い、向き合い方を目指していきたいものです。敷地内で採れたタケノコのお土産にスタッフも大喜び(写真上右)
午前中の「ケアカフェ心香」には、住民の方6人の参加がありました。

参加した方が、家族と一緒に津波に流され夫を失いながら、一人助かった自分の思いを語ってくれました。「津波に飲まれて病に伏した時に、医者から『これからは、何も出来ないかも』と言われて、死のうと思った。何もできない自分には価値がないし、死にたいとばかり考えていた、でも死ねないのよね。死ねないのが辛かった」と。何もできない自分なんて、なんの意味もない・・・、自分の存在を尊く思えない苦しみの中で生きてきた日々、辛かったようです。でも、その苦しみの中でも諦めさせなかったのが畑だったと嬉しそうに教えてくれたその方。「畑が自分を助けたのよ」と嬉しそうにしていました、そして最後に「今はね、畑をしながらこの命を一生懸命生きるよ、あんたも自分の命を大切に使いなさい」と話してくれた言葉には重みを感じました。命を生きる、その尊さを味わう・・・という事を学ばせられた時間でした。

久しぶりの出会いにとても喜ばれる出会いもあり記念の写真を撮らせてもらいました(写真右)
(記:宇根)
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