2012年6月7日木曜日

地元スタッフの力

今日の南三陸HUGハウスチームは『廻舘仮設』で行われた
炊き出しに合流。

神戸から来られたボランティアさんが、「手打ちそば」を振る舞われたようです。
廻舘はこれまで集会室がなく、直接のボランティアさんによる支援が在りませんでした。

ケアカフェ心香は冷たい飲み物を携えて、和みのひと時を提供です。
情報収集も行動力にも優れた地元スタッフの皆さんの働きは、出会う方々にとっても心強く偉大な存在です。

スタッフの皆様ご苦労様でした。鹿児島より I Love You!
(記:マドフォ)

2012年6月6日水曜日

現実を生きることの大切さ

もぎ取られた線路
今日のHUGハウス。現地のスタッフは個別訪問を担って下さり、堤、マドフォと釜石から合流した宇根3名は鹿児島へ向かいました。

淡々と出来ることを続ける
東日本大震災から一年が過ぎ、乗り越えても乗り越えても課題は尽きず、そうした中で辛さが深まる人、できることを淡々と行う人、与えて頂いた新たな出会いを恵み感じている人、人の回復の道のりはさまざまです。
起こってしまった未曽有の大災害、復興と云われているけれど、町の復興なのか?人間の復興なのか?そのどちらでも在るはずですが、見渡す限りの破壊の景色とその壮絶な体験をした方々・・。町も人も、そう簡単に復興に至れるものではないのが現実のように感じられます。

津波の威力
町を創り上げるのは人であり、一人一人の意識です。被災地においての現実を伝える必要性を感じていますが、訪れた鹿児島でも桜島の大噴火が過去に起こっています。

人間の力ではどうすることも出来ない出来事であっても、その中で生き続けなければならないのが人間でもあります。
10m以上の木にタオルケット
過去の出来事に学び、より良い人と人との関係性、人と自然との関係性を見いだし、それを実践しながら生きることに、命そのものの意味を見いだすことができるのかも知れません。
 (記:マドフォ)

*町の様子は2日前に撮影した写真です。



2012年6月5日火曜日

世の宝

今日の午前は個別訪問。
中瀬町を通り過ぎていた時に偶然、知人に出会いました。互いに交わした挨拶は『生きていたんだね・・』と。震災後初めて会い、お互い安否を気にかけながらも出会うチャンスがなかったそうです。生存が解らないし、確認する心のゆとりもなく、今日を生きるのに精一杯なのが現実です。再会の恵みに感謝!

海沿いに車を停め、思わず声を掛けました。
3艘持っていた船が全て流されてしまい『どこへ行ったやら跡形もないままなんです』とお話ししてくださいました。
漁業組合から提供されたリースの小さな船。この船を頼りに、生活の再生を図っています。小さな船では稼ぎも少ないそうですが、手立てはこの一艘しかありません。お嫁さんを津波で亡くされた息子さんが懸命に働き家を盛り立て、若い世代の漁師仲間と共に海の再生に取り組んでおられるそうです。
心の痛みからの回復と生活の立て直し、海の再生への働きかけ・・その全てに必要な力が与えられますように。

午後は『童子下』でのカフェOpen.
朝夕は冷えるものの、日中は夏日のような暑さが続いています。今日のカフェも屋外で開催。この開放感は集まる方々の心を和ませます。
食用牛の品質での表彰

仮設が建っている土地を無償提供してくださった地主の佐藤さんの所へカフェのデリバリーをしたところ、誇らしげに見せて下さった数々のトロフィーです。有難うございました。
佐藤さんご自身が世の宝です!(記:マドフォ)



佐々木さんのドライブ姿
訪ねて下さった曹洞宗のお坊さん

2012年6月4日月曜日

スタッフ研修In四季の里

のどかな場所に建つ『四季の里』
今日は『四季の里』でスタッフ一日研修を行いました。
定期的に行う研修でもあり、自分自身のケアと、これまでの出会いや活動を振り返り「心のケア」を担っている、等身大の自分を確認する場でもあります。

ワーク(フィッシュボーリング)では、「話すこと・聴くこと・アイコンタクト」を、自分は行えているかどうかを確認するとともに、観察者によっても客観的に評価してもらいます。
聴いてもらった・・寄り添ってもらった・・かどうかは、受け身の自分自身で体験し評価できますが、同時に自分は相手が話すことを聴けているのか・・相手に寄り添えているのか・・は相手からダイレクトに評価されます。初めてのワークで戸惑いながらも、真剣に参加してくださりました。
出会いを通して通過儀礼ではない、癒しを伴う傾聴の必要性や重要性を実感されていることの表れなのだと思います。

また、『心のバケツ』では、今の自分の内面を表現。心の中のネガティブな感情が消化していく過程を、バケツとボールを使い、視覚的にも確認できたことは心のメカニズムを知る上でとても参考になったようです。


6日から堤とマドフォは鹿児島で行われる『臨床パストラルケア』全国大会出席のため南三陸を不在になります。
被災地で活動を続け、これまで出会った方々が「本当に必要としているものや、活動(心のケアと人的養成)の内容と人々の癒しや人間の成長」について報告してきます。
日本の中で、まだまだ浸透していない『スピリチュアルケア(心と魂のケア)』の啓蒙や会員同志の情報交換の場でもあります。
被災地を離れれば、震災のことは忘れられ気味となりつつある現実だからこそ、あらゆる機会を利用して現状を伝えるために発信し続けることの大切さを実感しています。
(記:マドフォ)



2012年6月3日日曜日

幸いな不備・・・

今日は童子下『中の町』でのケアカフェOpenでした。
カフェ開催伝達に不備があり、住民の方々は知らないでいました・・。しかし、それが幸いしてか(?)、普段お誘いに上がっても「お断り」が続いていた方も外に出ておられ、そのまま屋外カフェとなり、思いがけない出会いを頂きました。
初参加のお一人が、散歩に出かけるのにも同行。静かに耳を傾けていると、その方のスピリチュアルな出会いの入口にまでたどり着けたようです。
屋外カフェも、繰り返し繰り返しその方が話したいコトについて傾聴。皆さんにとって思いがけない癒しのひと時となったようです。大いなる働きと配慮に感謝!

午後には、カフェで出会った方への訪問とカフェ調整でした。(記:マドフォ

2012年6月2日土曜日

聴く存在

仮設住まいは期限が決まっていますが、町は見た目には変わらず、移転地の整備も始まっていない現実に・・出会う方々の声はさまざまです。
家を建てることに希望を持つ人、海が乗った土地の価格がハッキリせずに二の足を踏む人、復興住宅に入るしかないけどどこに建つの(?)など、希望をもつ人と不安でいる人が際立ってきています。自分の思いを確認するにも、気持ちの整理をするにも「否定も非難もせず」に、ジッと聴いてくれる存在は、とても有難いようです。はるちゃんご苦労様でした。

稚谷子が載った新聞と
届いたご飯
今日は荒さんの活動終了日。訪れるたびに訪ねているのは岩沢仮設です。
子どもたちと本気で遊び、つかの間の時を共に過ごしました。
しかし・・・荒さんはヘビが大っ嫌いらしく、自然児の子どもたちはヘビの抜け殻をなんなく荒さんにさしだし、驚きのあまりそのまま退散でした・・・。それから、新聞で「ネコの稚谷子(ちゃこ)」が紹介され、新聞を見た横浜の人から餌が届いたそうです。暖かな一コマです。
豊かなひと時に感謝!そして荒さんご苦労様でした。

おおもり食堂前の光景
お昼は『おおもり食堂』を訪問。
もともと営業していた場所で、食堂の再開を果たしています。

目の前に密集していた建物や民家は総べてなくなり、何人もの常連さんや顔見知りの方々も亡くなってしまったそうです。
目の前に広がる光景に、在りし日のたたずまいと、津波後に見た光景が、記憶の中で交錯すると話してくださいました。
『人の生き死にをわけるのは誰なんだろう・・』と、マスターがポツリと言っていました。

店内にはマスターの思いがつまった言葉の数々が、ところ狭しと並んでいます。
暖かなお二人とメッセージがお客様を出迎えてくださいます。

今日の出会いと出来事、全てに感謝!(記:マドフォ)

2012年6月1日金曜日

ホッとする体験

桜沢仮設にて
今日は二ヶ所の仮設で、突然のミニカフェ開催&
カフェ調整と個別訪問の一日でした。
集会室がないため冬のあいだは、お休みとなっていた『桜沢仮設』と『林仮設』です。
久しぶりのカフェと、突然の訪問者に大変喜んで下さいました。

林仮設
一人二人とお話しすることはあっても、何人ものご近所さんが「集まって団らんすることは、ケアカフェの時くらいだった」・・と桜沢の皆さん。
林仮設では、気乗りがしなかった男性陣がご参加くださり、「こうして話せるっていいね!」と仰っていました。
自分なりに毎日を過ごしているものの『自分が望む在り方ではない』と云われます。
人が自分らしく過し、生きることが出来るように、祈りと共に出会いを続けていきたいと思います。

カフェ調整部隊のメンバーは、みなし仮設を新しく発見したり、ずっと気になっていた方を訪問したりと、地元ならではの情報を上手にキャッチしてくださいます。
出会えることで、どれほどの方々が『ホッとする体験』をしていることか計り知れません。
偉大な現地ボランティアさんの存在に感謝!

荒さん。後方のバイクで登場
BMW車です
今朝早くに関東より荒さんが来てくださいました。
休みを利用しては、来てくださるリピーターボランティアさんです。南三陸に思いをよせ、HUGハウスの活動に何か(?)を感じておられるお一人です。
数日間の滞在をとおして、豊かな出会い体験がありますように。
(記:マドフォ)

水平に弧を描くように現れた虹