
そのような中、ある方は、津波で流されて亡くなった家族の思いを語ってくれました。大事な息子さんを流されてしまったその方は、「息子は流されてしまって悲しいよ・・・悲しいのは変わらない。前は、何もできなかったし、夜も眠れなかった・・・、でも、今はちょっとづつ変わってきた。みんなとお茶などしていうちに、悲しみは亡くならないけど、悲しみにずっと捕らわれなくなってきた。悲しみを忘れる時間が増えてきた。自分の心が回復してきているのが分かる」とグリーフの歩みを紹介してくれました。悲しみはあるけど、悲しみを忘れて自分の時間を味わえうようになったのは、グリーフの歩みなのでしょう。息子さんが喜んでいるね・・・と伝えると、「そう喜んでいると思うよ」涙ながらに話される顔は笑顔でした。悲しみと共に生きれる自分、一回り成長した姿を見せていただいたように感じます。

ひとつはスタッフとして働き始め
た、あきえさんの被災地でのパストラルケアの学びと実践についての発表(写真左)。もう一つは、地元スタッフの学びの声のビデオレターです(写真右)。発表内容を聴きながら、自分の思いを確認したり初心に帰ったり出来たのは、良き学びの機会にもなったようです。
大会当日には、HUGハウスでの活動に携わる事で感じた思いや、地元スタッフの成長の過程を多くの方々と分かち会える事ができますように願います。
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