2013年2月26日火曜日

come&see研修を活かした出会いを

 come&see研修の二日目。

 今日は、5人の地元スタッフも活動日でしたので、二人のシスターと一緒にcome&see研修を行いました。

 研修内容は、まず日頃ケアカフェの中で参加者と一緒に確認している「心のケアについてのミニ学習」を読み合わせ、ケアのために大切に感じているポイントの確認を行いました。その後に、沈黙・そしてアイコンタクトをスタッフと一緒に行いました。

 沈黙の必要性は出会う方々へのセルフケアと準備のため、アイコンタクトの必要性は出会う方々の苦悩や悲しみから逃げずにしっかりと向き合うため・・・。この内容を二人のシスターと学び直した時間。スタッフにとっては日頃行っている基礎の確認ですが、come&see研修の度に何度も確認することになります。ですが、この積み重ねが何より出会う方々への準備にもなっていることを忘れないようにしたいものです。


 研修後は、シスターと共に地元スタッフは仮設住宅の訪問と町ナビを昨日に引き続き行いながら研修で学んだ事を出会いの中で実践する機会を作りました。

 沢山の出会いがありました・・・、震災後に体調を崩して緊急搬送され危篤状態に、その後に大きな障がいを背負って今を生きている方・・・障がいをもつ子供と一緒に仮設住宅で暮らしながらも、小さな作品を作りながら落ち込みそうになる心を維持している方、妻を津波で流された思いを抱えたまま暮らしている方・・・と。本当に出会いの不思議さを感じました・・・出会いをもたらす大きな存在の力を感じざるを得ません。この出会いを大切に考えたいと思います。
 今日の出会いは明日同じようにあるかは分かりません。それだけに、出会いの一つ一つの大切さを自覚できるように意識したいと思います。

 また、今日は南三陸町の役場に地元スタッフと共に出向きました。役場の担当の方に活動の紹介を行い、活動を通して見えてきた住人の心の現状を訴え今後も活動を継続する必要性と連携のお願いに行きました。担当窓口の方は時間を延長して話を聞いてくれ活動への理解と是非連携も模索したいとのこと・・・でした。今後も何度か相談を繰り返しながら連携や協力体制を構築していきたいと思います(記:宇根)




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