こブナ釣りし かの川・・
夢は 今も めぐりて 思いいずる 故郷 』
・・・この歌を歌うと、悲しくてね、涙が出てくる。歌にあるような、本当に素敵な場所だったよ・・・。みんなと話したり笑ったりしている時には、なんとも思わないけど、一人になるとね、なんだか思い出してしまう・・・、忘れられないね」 志津川地区から離れた隣市の仮設住宅に入居した女性が、泣きながらこぼした言葉でした。

今日は、隣の登米市南方にある仮設住宅の個別訪問を一日かけて行いました。距離があるために午前中から午後にかけて時間をかけて訪ねていけるようにスタッフ全員で別れて訪問しました。午前中は晴れ間もみえ暖かい日差しがあって、縁側や部屋の前で話を聴けるほどでしたが、午後には雪の中での訪問でした。

それでも、仮設内を回ると久しぶりの出会いや親戚関係の住人に出会うなど出会いには恵まれました。
ある方は、「ここでは、なかなか話が出来ない。話を聴いてくれるような、んたたちのような活動は必要だよ・・」とか「今度は、わたしの家に来てよ」 と話す方もおられ、しっかりと内面を聴ける存在の必要性を確認できたのではないかと思います。

一人一人違った形でも、別れた大事な家族を思い出しながら過ごす時間を大切に、そして尊重したいものです(記:宇根)
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