大きな窓から見晴らしの良い外を眺めながら、引越しをした女性は、「こうして新しい家に引越しが出来たの良かった・・・でも、もう後はないし、何時お迎えが来ても不思議じゃない。来年来るかもしれないし、いつ来ても良いくらいの年齢になったの。だから、後は何もする事も無いし、こうして日々暮らしていくだけですよ」と話していました。
何も出来る事はないと言いつつも、健康を維持するという、大きな役割・出来ることがある、と捉える思いはとても素敵だと思います。能力や力などとは違い、自分を自分らしく存在させるという事に価値を持てること、またそれを大事な役割だと同じように考える家族の存在がきっとあるのでしょう・・・。このような「再建」を果たすのも素敵・・・と実感した訪問でした。
今日は、他にも仮設住宅の訪問をしました。
ある仮設住宅では、年々年を重ねていく中で「年追うごとに体が動かくなってくるし、やる気も起こらなくなってきた。年取るのは嫌だね・・・生きるのも飽きてきたって思えるほど・・・」とこぼされる方が・・。日々を生きるのにも飽きがくるような毎日。仮設住宅の暮らしの厳しさを教えてくれていました。
漬物石の調整をする夫婦 |
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