2012年5月23日水曜日

全身を『耳』にする傾聴

昨日より行っているスタッフのための身体的癒し、今日は6名で9回の施術を行っていただきました。
施術者曰く、「肉体的にはどの方もとてもひどい状態」だそうです。
HUGハウスの現地スタッフは、昨年3.11以来緊張や慣れない生活を継続しながらも「心のケア」を担ってくださっています。
傾聴は全身を『耳』にし、全神経を出会った方に向ける訳ですから、元々、楽なことではありません。
現地スタッフの皆さんにとって、ご自身の過酷な体験や不自由な生活を送りながらでのチャレンジと、落ち着かない精神が肉体に与えている影響も大きいのだと思います。
そのような中でも、誠実に取り組んでくださっているスタッフの皆さんに感動し胸が熱くなります。本当に有難うございます。
施術者もそのようなスタッフの身体的疲労を察知してくださり、時間オーバしてまで念入りに重傷な方には2度治療を施してくださいました。施術者の思いやりに感謝!

治療以外のスタッフは午前午後ともに個別と仮設訪問を行いました。
ある仮設で子どもたちの大人に対する接し方に心配の念を抱きました。親自身の先の見えない不安感が子どもに影響したり、ボランティアさんとの関わりの中で学習したり、メディアなどによる影響もあるかもしれません。
影響を受けやすい純粋な時期だからこそ、支援者同士、共通した認識をもち一致した在り方が今後求められてくるのだと思います。

ここ住む人々が癒され、より良い社会を実現できますように・・・
(記:マドフォ)

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