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HUGハウスにもおすそ分け |
「わたし、よくとれたから、二番葉っぱだから、やらかいよ」
上記の会話は、今日のケアカフェの際に住人同士でなされた会話です。部屋の中で休んでいたら、誰ということでもなく、部屋の前にとれたての野菜を置いていったようです。
シソの葉をおすそ分けした方に、おすそわけをする気持ちを伺うと、
「わたしは、元気なうちにお返しをしようと思っている。今のうちに、しないと元気でなくなったら、出来なくなるしね。・・・私は、みんなに助けられているから、みなさんのお陰でだと思っているから・・だから、畑で野菜を作るのは、余分に作るの。そして皆さんに分けるのさ」

この意識はこの町の方がたの大きな特徴だと何時も痛感します。この生かされている感覚、周りの人がいて初めて自分も生きられるという意識・・・、この意識を忘れたくないと感じます。人が人として生きる上で、利便性を求めるほど見えなくなってしまう意識なのかもしれません。

8/28のブログでも紹介しましたが、お別れの挨拶と感謝を伝えたKさんが、先日旅立ちました。
今日は、その仮設住宅を訪問して、仲の良かった知人友人と、Kさんの思い出話を聴かせて頂きました。
「よく、部屋に呼んでくれて、お茶やら果物やら、分けてくれていたね」
「震災で波に飲まれても命あったから、負けないって話していたね」
「やっぱり・・・・寂しいね」

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