個別訪問がだんだん定着しています。
今日は特に、訪問先の方々からHUGハウスの訪問を楽しみにされているという声を聞かせていただきました。
ある方は、老人ホームに被災者として入居されている方です。訪問したスタッフに、文字で「今日の訪問を楽しみにしていた。」と書かれました。認知症を患っていらっしゃるこの方は、時々季節の感覚が混乱することがあります。しかし、人の温かみや、待ち人、大切にする人が今何をしているかなど、記憶は鮮明です。訪問に対して「ありがとう」を何度も繰り返され、スタッフもぐっとくる一面がありました。

大切にされたいとは、万人のニーズでしょう。怒りの内容に特に共感できるスタッフは、「少なくとも、ケアカフェの時間に声に出して訴えることができたのは良かったのでは。」と話していました。
昨日から来られている荒さんは、午後に戸倉方面に出かけ、以前出会った仮設住宅在住の小学生に再び会うことができました。しばらく遊びながら、子どもの成長と気持ちの変化を確認することができたようです。

町ごと被災という中で、特に「病む人、痛む人、悲しむ人」に寄り添い、お一人おひとりの心が元気になるようサポートしたい、また死の瞬間までその人らしく生きるお手伝いをしたい、そう願って活動を進めていきたいと思います。(記:林)
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