そのお茶会に参加したスタッフは、「自分たちでお茶会を開くほどまでになっているのでしたら、コミュニティー作りのためでもあるHUGハウスのケアカフェは必要なくなりましたか?」と聞いたそうです。そうすると、仮設の住人の方々からは、「それはダメ。あなたたちのものは違うから、あなたたちのものは話を聞いてもらうもので違うから・・」と答えがあったそうです。お茶会とは違い、自分たちの思いを話せ聴いてもらえる意識が生まれてきたように感じて、一緒に生活していて嬉しくなります・・・と地元スタッフは感想を分かち合ってくださいました。
しっかりと話を聴いてもらえる場所や機会がある事が大切だという事が分かり、理解されていく為には時間がかかります。それでも、時間や度重なる経験によってしか伝わらないものでもある事を意識し時間と訪問を重ねていかなければいけないと思います。

今日は、入谷地区にある仮設住宅を訪問しました。
集会所前のベンチに座っていた住人の輪の中に加えていただきました。話を切り出した男性の、「望みはあるけど、希望はないんだよ。これで3年経過したら、もっと希望はなくなってしまうだろうな」という話が印象的でした。彼が言うには、高台の分譲の土地を購入したいのに町が買い取ってくれる値段は低く、たとえ売ってもそれは3年たらずの生活で使い終わってしまうだろう・・・これじゃ、希望を持つことなんて出来ないんだよ!!


仮設住宅では他にも、何人もの方と出会いがありました。

午後も個別訪問を行いながら、今日から三滝堂HUIGハウスでは、地元スタッフの個別の面談が行われています。
自分をしっかりとケアしていくことも大事な努めです。定期的に行われる個別の面談を通して今の自分を分かり受け止めていく作業につながっていけると良いと思います。(記:宇根)
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